骨粗鬆症の予防

イソフラボンの過剰摂取はよくない?

最近テレビや雑誌などといった各メディアで頻繁に目にするようになってきた言葉に「フィトケミカル」がありますが、これがどんな成分かご存知でしょうか?実は植物の中に存在している天然の化学物質のことをフィトケミカルと呼んでいるのです。
これは第七の栄養素とも言われており、身体に良い影響を与えてくれる重要な食分成分なのです。
その抗酸化作用が女性を中心として注目されているのです。

大豆の胚芽に含まれている嬉しい成分であるイソフラボンというのは、体内に摂り入れられることによって、女性ホルモンの一つであるエストロゲンによく似た作用を得ることが出来ます。
イソフラボンは女性特有の症状である更年期障害の症状を緩和したり、骨粗しょう症の予防や改善効果、動脈硬化の予防などに効果を期待することが出来ることで注目されてきています。
また美容面におきましても、美肌や美白、ニキビ、無駄毛の脱毛などにも大きな効果を得ることが出来ます。

さらに女性だけに限ったことではなく、薄毛に対してもイソフラボンが効果的と知られており、育毛の効果を期待し、男性においてもサプリメントを積極的に摂取してきているのです。
このように様々な効果を期待していることから、イソフラボンを過剰に摂取してしまう方が増えてきてしまっています。
そこで食品安全委員会において、日常の食事に補填してサプリメントを摂取する場合のリスクが検討され、イソフラボンにおける安全性評価が定められたのです。

妊婦や妊娠する可能性のある方、また乳幼児や小児には、サプリメントの摂取を推奨していません。
これらに該当するデータが無いために、動物実験の結果を元として、健康に対する悪影響が考えられるからです。
一般的な日本人における食生活というのは、大豆製品が含まれていることが多い傾向にありますので、その上でサプリメント等で追加で摂取するのは危険なことがわかっています。
ライフスタイルに合わせてイソフラボンの摂取量をきちんと把握しておくようにしましょう。

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