妊娠中でもイソフラボン摂取は大丈夫?
妊娠をしている女性がイソフラボンを摂取することに関しましては、通常の食事の中で自然に取り込むことに限りましては全く問題はありません。
今「通常の食事」という言葉を使わせていただきましたが、これは1日3食で様々な食材をきちんと取り入れた、朝・昼・晩に食べるメニューのことを言います。
また多少なりともイソフラボンを含んでいるもの、つまり豆腐、味噌、納豆などといった食品が好きで毎日のように食べていても問題ありませんのでご安心ください。
それでは妊娠中において、イソフラボンの摂取をする時に、注意をしなければいけないことは何なのでしょうか。
それは通常の食事以外でイソフラボンを摂取することに加え、その他にもサプリメントや健康補助食品などを使用してイソフラボンを過剰に摂取してしまっている方です。
しかしながら、この妊婦におけるイソフラボン摂取制限に関ましては、現段階ではまだまだ研究データが少ないのが現状であり、「絶対に問題無い」と言い切ることが出来ないのです。
これまで行われているのは妊娠動物を利用しての研究によって、高濃度のイソフラボンを摂取させた試験におきましては、生まれる胎児の生殖機能に多少の影響が認められたということです。
しかしこの研究結果というのは、多く行われている研究結果による総合的な結果ではなく、しかも人を対象にしている臨床試験というワケでもありません。
このことからこの発表内容の信憑性はほとんど見られないといえるのかもしれません。
また妊婦におけるイソフラボンの研究についてですが、トポイソメラーゼ2阻害作用と呼ばれるものがあります。
この作用というのはDNAの立体構造を変化させてしまう作用のある酵素に関する研究となりますが、1型と2型の2種類があります。
詳細はあまりにも専門的過ぎて素人では到底理解することが出来ない内容ですが、とりあえず細胞分裂をする時に、何かしらあまり良いとは言えない状態になることです。
このようなことから妊婦のイソフラボンの摂取においては、十分に注意をするようにしてください。