骨粗鬆症の予防

ホルモンバランスを整えるイソフラボン

最近注目されている成分であるイソフラボンというのは、女性ホルモンのエストロゲンと似ている働きを持ちますので、「植物性エストロゲン」「フィストロゲン」などと呼ばれていることがあります。
このエストロゲンというものは、女性の健康には絶対に欠かすことの出来ないものとなっていますので、大変重要なのです。
その役割というのは、善玉コレステロールを促進させ、悪玉コレステロールを減少させるという作用が働き、血液中に存在するコレステロールが改善することを促進してあげることによって、動脈硬化や高血圧などの症状を予防することが出来ます。

さらにカルシウムが骨から排出されてしまうのを予防し、骨粗鬆症を引き起こしてしまうのを防ぎます。
それと同時にエストロゲンというのは、美肌ホルモンとしましての大きな役割も持っています。
お肌のコラーゲンを増やしてあげることによって、細胞の柔軟性、また潤いを守り、皮膚を健康な状態で維持することが出来ます。

また、脳内における血液の循環を改善させ、脳細胞の働きを活性化し、自律神経のバランスを改善させる効果があります。
さらにエストロゲンを投与することによって、精神病であるアルツハイマー病といった進行を抑制することが出来たことも症例から実証されているのです。
イソフラボンというのは、このような身体にとって重要となる働きをサポートしてくれるのです。

そして女性というのは、エストロゲンの分泌が年齢を重ね40代後半にもなると、徐々に減少を始め、その結果ホルモンバランスが崩れてしまい、自律神経に関係する様々な失調症状が引き起こされてしまう更年期障害を発症させてしまうことになります。
あまりにも症状が悪化してしまっている場合には漢方薬を使っての治療、またホルモン補充療法を行うことがありますが、家庭で行うことの出来る対策の一つとしましてエストロゲンの働きを改善させるイソフラボンが含まれている食品を食べることです。
イソフラボンが豊富に含まれている大豆食品を毎日きちんと食べることでホルモンバランスを改善することが出来るのです。

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